チベットの女/イシの生涯 | 大学生のこちとら自腹じゃ!!  ムービーのススメ ~映画見ようぜ!~

チベットの女/イシの生涯

       チベットの女/イシの生涯

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3LDK&おとめ座

監督・脚本: シエ・フェイ(謝飛)

キャスト :

イシ:     テンジン・ドカー イシ・娘時代:      ラクチュン

イシの夫・ギャツォ: オンドゥ ギャツォ・青年時代:リンチェン・トゥンドゥプ

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中国映画界の巨匠シエ・フェイ監督とチベット人女優テンジン・ドカーの情熱が創り上げた涙の感動作

見どころ:

歴代のダライ・ラマの住居であったポタラ宮殿、チベット仏教の聖地・大昭寺(ジョカン)、それを取り囲む八角街(バルコル)。「トルコ石の湖」の別名を持つヤムドク湖、チベット第3の町ギャンツェにある博物館として保存されている領主の屋敷や、標高4700メートルにあり「天の湖」と称される3大聖湖の1つであるナムツォ湖。チベットの壮麗な景観が、物語の季節の推移と共に、スクリーンに美しく刻まれている。チベットでも上映された本作は、現地のチベット人たちの共感を呼び、かつてない絶賛を得た。『チベットの女/イシの生涯』は、本物のチベット映画となった。

恋歌に綴られる、農奴の娘イシの50年にわたる愛の物語

ストーリー:

1950年秋、チベットの小さな村。美しい歌声を持つ娘イシは3人の男と出会った。ツァンヤンギャツォ(ダライ・ラマ6世)の恋歌の詩集をくれた初恋の人、僧侶のサムチュ。親の借金の形に身受けし、限りなく寵愛し子供を授けた荘園の若旦那クンサン。そして掠奪同然に結ばれたならず者の行商人、夫のギャツォ。チベット現代史50年にわたる時代の波は否応なく彼らを呑み込んでゆく。翻弄されながらも、永遠の愛を探し求めたイシが最後にたどりついた心は・・・。

mk   ki

コメント:

『チベットの女/イシの生涯』はイシと3人の男との愛の物語である。初恋、寵愛、掠奪愛という3つの愛に葛藤し、心に深い思いを抱きながら人生の最後を迎えようとするイシ。夫ギャツォの死の床で、止めどなく流す涙は、共に喜びや悲しみを乗り越え、育くんできた愛こそが永遠であることを意味している。イシがたどる愛に、誰もが自らの愛を顧み、涙するであろう。

3LDK:素晴らしい映画でしたね。とても感動しました。久々に目頭が熱くなる映画でした。特に、ギャツォがクンサンと最後に仲直りするところ。

おとめ座:イシのような人生の選択は、私にとって「晴天の霹靂」とでも言うべき、発想の転換として受け止められました。「女として、このように生きることも在りだな・・・」みたいな感じをしました。

3LDK:そして、なにより私にとって心に残ったのは最後のギャツォの葬儀のとき大僧正が言った「人生は諸行無常」という言葉です。

この「諸行無常」という、空をつかむような、聞いたことあるけどなんだかよく分からない言葉。それって刹那主義?と昔思ったのだけど、
今回、なんかすーっとその一言が心に落ちました.

おとめ座:考えさせる映画ですね、そういう映画はなかなか見られないわ、ぜひ、足を運んでみてね。